ジーナの日常

ネガティブです。モデルママやセレブママ、独身女子に対する劣等感。毒を吐きながら、幸せさがしてますがなにか。

ギャップがありすぎる世界にいる私

世の中ギャップがありすぎる。


ウォーキングデッドを今レンタルで出てる分
とりあえず全部見た。

リックと言う主人公中心に生きのびるチーム
彼らの人間模様やウォーカー(=ゾンビ)との攻防のドラマ。
とくに人間模様に見どころがあり、
人気のドラマです。

物語のあらすじを語るのはレベルが高いし
私のようなクソのような文章力では無理
なので、それはやめますが、気になった
とこだけ書こうと思います。

最近見たストーリーに、、、
リックたちが壁で囲まれた街に行き
安全安心な生活を手に入れようとするスト
ーリー展開がありました。
そこは、世の中がゾンビ化してからそれほど
経たないうちに街を壁で囲み独自のコミュ
ニティで奇妙なほど平和に今まで暮らして
きた街。リックたちの今までの壮絶な生きざまを鼻で笑われてるんじゃないかというくらい平和に生きてきた彼らの姿は、リックたちからしてみたらものすごく滑稽。偽り。ままごと。のように見えます。

「こんな生活はすぐに壊れる。外の現実を見るべきだ。知るべきだ。運に任せるようなこんな生き方では仲間や家族を守れない。強くならないといけない。ここのみんなは弱すぎる。」


そうリックは叫びますが、今まで平和にす
ごしてきた街のみんなにはイマイチ届きませ
ん。

むしろ彼らには、リックたちに今までの街をごちゃまぜにかき回されているようにしか感じない。


リックたちの仲間はというと、今までヤルか殺られるかの瀬戸際を生き抜いて、仲間の死
を何度も乗り越えて、生きた人間からの裏切りを乗り越えて張りつめた状態で生きてきたところから、久しぶりの平和なコミュニティに皆困惑しながらも交わろうとします。

しかし、皆が心に残す不安
「一番怖いのは生きた人間」であること
「平和に埋れ弱くなってしまう」という不安
それは、いくらここが平和でも、
外の世界は変わらないということを知っているからこそのものでした。

あるシーンでは、
街のパーティーにリックたちが呼ばれます。

「こんな世の中なのになにがパーティーだ」と参加しないものや、
「今までを忘れるかのように必死にとけこもうとする」仲間。
「周りの人間をを信じずに様子見」で参加する仲間など様々です。

中には、まだ今まで生きるためにしてきた事や起こった出来事、家族や仲間の死を整理できず、無理矢理パーティーに参加した女もいます。
その人は、街の女性たちにたわいもない質問をされます。
「あなたの好きは食べ物はなに?嫌いな食べ物は?ねぇ、教えて(´∀`)」
彼女は「そんなことどうでもいい」と答えますが、街の女性たちは微笑みながら
「あら!大切なことよ!嫌いなものは作りたくないしね( ゚∀ ゚)ウフフ」

すると、彼女は叫びます
「そんなことがあなたたちは重要なことの?!何を考えてるの?!」





このシーンです。
このシーンで、ハッとした。



あー、日本みたい。


この平和な街と平和な街の住民たちがなんとも、日本のように思えた。


まわりを塀で囲み、戦うという選択肢をさけ、気づけば塀の中の住民は外の現実の世界をさけ、見ないふり、知らないふり、
そこから守るのは最前線に居るものだけ。
守るものが死んでも、みんないつも通りの生活をする。

彼らの問題は、食事や好き嫌いのこと。



こんなシーンもあります。 

街の住民のかに、旦那からのDVにくるしむ女性がでてきますが、彼女は旦那から逃げようともしない。
世の中はゾンビ化した世界なのにです。
そんな彼女にリックは言います。
「いくら平和なところにいようと、壁に囲まれていようと変わらない!!生きるか死ぬかだ!」



私たちの平和は、日本の平和は、戦争の果てに得たものです。
でも、それはもう、遠い昔になってしまった。戦争を生き抜いた人たちがいなくなる。
戦争を乗り越えたからこそ、戦争を放棄し平和を意地でも貫く姿勢で生き抜いてきた。

それが、変化し始める。
平和を守り抜くために、安倍さんが選んだのは、戦争に関わったものに最悪手をかすこと。その代わりに、守ってもらうという約束を強化すること。

戦後70年だっけ?戦争という視点だけでみれば、日本は平和だった。
今では平和すぎるくらい。むしろ、この平和にあぐらをかいてはいないか?

前も書いた。
日本は、自殺大国だ。
日本は、水に困らない国なのに、水の輸入量はトップに入るという。
日本は、食べ物の残飯の処理量も世界のトップにはいるそうだ。 
日本は、ペット大国なのに、ペットを捨てる数でも世界トップにいる。

子供たちはゲームをすることが当たり前で、その中で戦うことを好んでする。

生まれて生きることが当たり前で、生まれてきた奇跡に鈍感
生まれてきた子供を殺し
生きてきた自分をみずから殺す

動物を自分のモノにして家族という割に
簡単にその命を捨てる。面倒だと。

捨てるほどの、食べ物と水に囲まれて
処理に困るほどのものに囲まれて
わざわざミニマリストなんて言葉がはやる

アイドルや芸能人が夏には募金募金と騒ぎ立て、視聴者がお菓子を食べお酒を飲みながらテレビの前で涙する


世界には、戦争の中を生きて、飢えや病気に苦しむ人がいる
差別の戦争を生き抜く者もいる。


もし彼らが、日本にポンと置かれて、日本の状況を目の当たりにしたら、、、

ウォーキングデッドの彼女のように叫ぶのではないかと思った。

逆に、、
ほら最近、
日本の若者がわざわざイスラム国に加担しようと現地に行ったとか。

彼はこう言った。
「彼らは(イスラム国は)、己の思想を持ち、己意思で戦い生きている。それに魅せられた。」


私たちの平和を守るために、死んだ人たちがいるはず。戦後70年のあいだにもずっと。
間接的なかかわり方だろうとも。


その人たちからしたら、日本は、私たちは、リックたちが街をみたように滑稽にみえるのだろうか。今戦争の中で生き抜く子供たちからみた日本は、夢の国なのか?おままごとの国なのか?



ギャップがらありすぎて、ありすぎて、


今の日本を否定するわけじゃない
自分を棚に上げてるわけじゃない


ただ、昔から、子供の頃から、世界の現実を何かで学んだり見たりした時に、どうすればいいんだって困惑する!!!!!
目の当たりにしたところで、私になにができるんだって。
前も書いたけど、大したことできないし、結局なにかする勇気もない。

ブログでこんなこと語ったってなーんもかわらんし。


でも、ウォーキングデッドのシーンでこんなこともいっていた。 

「ラジオから流れる外の出来事に耳をたて、ひとつも聞き逃すな。聞きたくない現実もあるだろうが、逃げてはいけない。すべて聞いて受入れる。それが現実だからだ。私たちに出来るせめてものことは、現実から逃げずに受入れることだ。」



この言葉に結局救われて、



今日もニュースをみる。
そして、今日も、
戦争に苛立ち、殺人犯に怒り、誘拐犯を軽蔑し、オタクをみて滑稽におもい

それに疲れたら、、
息子とEテレをみて例のブンバボンを踊る。


そしていつも、心のどっかで、


戦争になったら、、、
ウォーキングデッドのようなサバイバルの世の中になったら、

いったい日本人は何人生き抜けるんかな。
私はすぐ死ぬだろうなぁ。
戦争に意地でも加担しなかったから、血を流すことなく生きてこれたんだなぁ。

何が良くて、なにが悪くて、


でも、ここに生まれて良かった


そぅほっとする。



あー疲れた。